プロジェクトリーダーの能力次第でプロジェクトの成否というのは左右されてきます。それほどプロシェクトリーダーの存在とその能力は、プロジェクト内で重要なものだということです。ではプロジェクトリーダーに求められる能力とはどういうものでしょうか。プロジェクトリーダーは知識的なスキルも勿論必要ですが、ここでは資質やヒューマンスキルの面での能力について紹介していきます。
プロジェクトリーダーは方針計画やスケジュール計画などにおいて、プロジェクトのトップとしての高い計画能力が必要になります。ただ計画力だけなくそれ以上に大切になるのが修正能力。プロジェクトはどれだけ入念に計画を立て十分な管理をしたとしても、途中で問題などが発生するなどして予想に反した方向に進んでしまう事が多々あります。
これはプロジェクトという集団で仕事を行う以上、やむを得ない事です。そういった状況で求められてくるのが、不意の状況をどう立て直すかの修正能力です。特にトップの人間、つまりプロジェクトリーダーの修正能力です。経験や資質のあるプロジェクトリーダーですと、多少の問題が生まれても上手く立て直しプロジェクトを存続させます。これがマニュアル型のプロジェクトリーダーなどの場合、問題を修正できず、それが連鎖してプロジェクト崩壊にも繋がってきます。
プロジェクトリーダーは、自分が纏めるプロジェクトの状況を十分に把握しなければなりません。プロジェクトに参加している各メンバーの能力、進捗状況、抱えている問題などを把握し管理する力が求められてきます。ですが、プロジェクトの状況を全て詳細に把握する事は、どんなに有能なリーダーだったとしても物量的に不可能に近いものです。ですので必要な情報をピンポイントで拾い、状況を把握する力が必要になってきます。有能なプロジェクトリーダーの場合、この情報の拾い方が上手く大きなプロジェクトであってもしっかりと全体の状況を判断し、適切な決断を行います。逆に上手く情報を拾えない、またすべて拾おうとするリーダーの場合は、全体状況が十分に把握できず、問題を見落としてしまったり適切な判断が出来なかったりでプロジェクトを間違った方向に向かわせてしまいます。
近年、管理職に特に求められている能力がリーダーシップです。プロジェクトリーダーの場合、社外の人間なども纏める必要も出てくるので、特に高いリーダーシップが必要な職種と言えます。有能なプロジェクトリーダーの場合、高いリーダーシップをもってプロジェクトを牽引するため、プロジェクト全体の士気が上がり生産性も増えていきます。逆に知識や経歴だけでリーダーシップの乏しいリーダーの場合は、生産性を落としたり、組織が纏まらず余計な問題が発生するなどしてプロジェクトを間違った方向に向かわせてしまいます。