プロジェクトリーダーとして、チーム編成などで苦労している人もいれば、責任者として慣れない仕事で苦労している人も多いのではないでしょうか。チームを動かすためのプロジェクトリーダーとして、メンバーを効率的に動かしていく方法を考えてみましょう。
リーダーに選ばれる人は、エンジニアとしての設計やプログラミングが出来る人を中心に抜擢する傾向です。従って、エンジニアとしての仕事が出来る人を中心にして、仕事を割り振る場合が多くなります。仕事の出来が自分の基準に該当しない場合、イライラする気持ちが前面に出る可能性があります。従って、メンバーを基準とした能力に沿って、仕事を的確に指示して行く事が大切です。リーダーになった頃は、自分の精神論を信じている人もいて、上手くいくという精神に満ち溢れている事によって、上手くいくための改善案を試してみる人もいます。上手くいくという考えで、新たな仕事に対する試みを試しても、自分自身やメンバーを上手く扱えにくくなる傾向があります。重要な事は、安定的にチームを円滑に回して仕事を行って、自分のカラーをチームに反映する事が大切です。
リーダーとして遂行したい事と、メンバーにやってもらいたい仕事が、かみ合わない場合があります。この原因をメンバーの能力不足であるとするリーダーは資質がありません。具体的な仕事を提案したり、具体的に仕事を展開するという気持ちを持って、きちんと分かりやすく説明が出来るようにリードする事が大切です。また、仕事ができるという過信を持って、仕事を完了させるまでに自分が行った方が早いという意識を持つリーダーもいます。これはリーダーとしての役割を果たしているとはいえません。仕事が増えた場合にチームとしての機能が失われる危険性も高くなります。
プロジェクトを進行するリーダーの中で、ある程度慣れている人であれば、先を読んで工程を組むのが常識となっているでしょう。最初のうちは、最初の工程に徹することを考えて、工程が半分進んだら、次の工程に進むようなステップアップの方式で確認しながら工程を進めると失敗のリスクが低下します。工程を進めていく上で、進捗率などの数字だけに固執してしまうリーダーもいますが、その場合、数字として現れた進捗状況の要因に目を向ける必要があります。目を向けるべきはプロジェクトそのものの本質的な問題点です。