フリーエンジニアが語るプロジェクトリーダーの条件

KPT法の使い方やバリエーションを知って、プロジェクトリーダーの仕事をよりスマートに進めよう

プロジェクトリーダーのためのKPT法

プロジェクトリーダーの責務は大変重大であり、それだけやりがいと報酬も大きくなります。そんなプロジェクトリーダーという仕事をこなす上で使える道具は活用しましょう。よいプロジェクトリーダーほどこういった道具立てを知っているものであり、他者の意見も柔軟に取り入れることが出来るのです。その道具立ての一つがKPT法です。
プロジェクトリーダーのためのKPT法

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KPT法って何ですか?

KPT法とは、プロジェクトを「継続」「問題点」「挑戦」の3つの視点で整理することができる便利なフレームワークのことです。現場でも簡単に使えるものであり、効果も抜群なので、ぜひ習得してほしい手法のひとつです。プロジェクトリーダーはこういった手法を導入することで、より現場を活性化させたり、刺激を与えることが大切です。プロジェクトの運営には、より良く使える方式の導入が欠かせませんが、このKPT法はそういったより良く使えるものの選択を簡単にしてくれるのです。KPT法の基本は簡単です。KはKeep、PはProblem、TはTryの略であり、それぞれ今までのプロジェクトを進めてきて引き続き続けていきたいこと、今までのプロジェクトで問題のあったこと、今後のプロジェクトで試してみたいことを意味します。このKPTに沿って討論や検討を進めることで、よりプロジェクトの効率を改善して生産性を上げていくことが出来るわけです。

どんな場面で活用すると効果的でしょうか?

このKPT法は特にマンネリ気味になったときに効果を発揮します。何かブレークスルーを取り入れたかったり、それまでの手法を改善したいときにこのKPT法に沿って話しあうだけでアイデアが湧いてくるのです。プロジェクトリーダーの役割はこういったKPTを話し合う場の設定であり、自らKPT法に沿った問題定義をして話を作っていくことが必要になってきます。
KPT法はシンプルな仕組みでありながら、その応用範囲は広く、工夫次第で様々な場面で有効活用することができます。例えば顧客との話し合いにも応用できます。KPT法で、それまでの良かったことを顧客に上げてもらうとともに、問題点の指摘と、今後やりたいことを言って貰うことで、顧客が何を望んでいるのか、本質に近づくことができます。このようにKPT法は自己主張の方法としても最適であり、顧客の望みを解りやすい形で受け止めてチームで共有できるのです。こういったKPT法を徹底しているとチームのメンバーそれぞれがこのKPT法で物事を考えるようになってくれるので、より業務の効率化に繋がります。

KPT法で問題を洗い出そう

KPT法で最も重要になってくるのが、「P」の部分です。この部分の討論に時間を尽くすべきで、チームメンバーに一人一つ問題を言ってもらうだけでも、チームで抱えている問題のほとんどを総ざらいできる場合があります。自然な形でメンバーの不満を吸い上げることも可能になります。こういったメリットの多さがKPT法の最大の魅力でしょう。ぜひ使いこなしてみてください。

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